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断熱材やサッシ窓の断熱効果

7月 22nd, 2014Posted by mana

住まいを新築する時、断熱を考えないと、居住性が格段に低下してしまいます。最近は、屋根や床や壁に断熱を施すのは当たり前になりました。さらに、冷暖房効率を上げ、省エネを考えるようになりました。最近では、さらに進化して、地熱を利用することで、住まいの中の環境を整えていくという新しい考え方があります。地面から5m程度の地中の温度というのは、夏でも冬でもほぼ一定です。それを利用します。もちろん、完全に冷暖房なしというわけにはいきませんが、かなり快適な居住空間が実現します。
私の友人が住まいを新築した時、できるだけ、太陽熱や地中熱などの自然のエネルギーを利用することで、クリーンで、省エネの住宅を実現したいと思いました。そこで、地中熱を利用するシステムを導入し、住まいの南側に大きな掃き出し窓を、東側には大きな腰高窓を採用しました。お陰で、冬、晴れた日の昼間は、南側に配置したLDKでは、ほとんど暖房をすることなく、暖かく過ごすことができます。しかし、北側に位置しているトイレや洗面脱衣所などの断熱が不十分だったのか、どうしても、冷えてしまいます。
また、夏は午前中、東側の窓から、そして、午後からは南側の掃き出し窓から太陽光が入ってきますので、どうしても、室温が上がってしまいます。日本には四季があり、住まいを取り巻く環境だけでなく、太陽高度や風も変化していきます。冬には、有利に働いた自然環境も、夏になったら、不利に働くこともあります。住まいは、その位置にあり続けますから、冬の寒さ対策だけでなく、夏の暑さ対策と同時に総合的に考えていかなくてはいけないと痛感しました。また、地中熱を効果的に利用するには、住まいの断熱性や気密性について、よりシビアに考えていかなくてはいけません。住まいの基礎や断熱材の選択や窓ガラスの選択などの段階から根本的に検討していけばよかったと思っています。