害虫に強い家材

12月 26th, 2012Posted by mana

ムカデやゴキブリ、もろもろの害虫が入ってこない家づくりは、すなわち機密性の高い家づくり、ムシに食べられない家づくり、でしょう。木材の耐久性を短くし、機密性を低める要因の一つは、カビやキノコといった菌が木材を養分として繁殖し、木材を変質させてしまう「菌害」です。もう一つに、シロアリに代表される「木にとりつく虫」による「虫害」があります。築年数によらず床下がボロボロの家、しっかりとした家、の違いは木材と構法にあります。
菌害の場合は木材の含水率20%以下、虫害の場合は含水率10%以下に保つことが、それらの繁殖条件を絶つと言われています。通気を良くして結露を起こさないようにすることが大切になります。木の種類によっても、虫に強い木、菌に強い木があり、その性質を生かした住宅建築が必要です。ヒノキとヒバは耐朽性、耐力、耐蟻性、全てに優れており、土台に最適です。ケヤキ、ベイヒ、ベイヒバも比較的強いです。柱材など最も一般的に使われるスギ材は、耐朽性では少し劣ります。マツ、ベイマツ、ベイツガ、エゾマツ、クリなどは虫害に弱いです。
水分を木材に近づけにくくする構法、湿気を排出しやすい構法も重要になります。水分・湿気を含みやすく、腐食しやすい箇所は、日照・風通しの悪い箇所(①北側 ②西側 ③東側 ④南側の順に朽ちやすくなります)、雨露にさらされやすい直接外部に接している外壁や軒先など。そしてキッチンやトイレ、浴室などの水廻り。モルタル塗り構造・大壁構造は、真壁構造に比べ腐朽しやすい傾向にあるようです。基礎を高くし、呼吸しやすい家にすることが湿気から守り、ひいては菌害・虫害から守ることになります。